




平日の朝10時過ぎ、まだ開店まで1時間近くある時間にお店へ到着すると、すでに4名が並んでいました。
冬の寒さは厳しく、日が当たっていても体の芯まで冷えるような気候。
そんな中、列に声をかけて「カイロもらいました?」と優しく話しかけてくれる女将さんの存在がありました。
実際にカイロを手渡してくれるその姿は、ただのラーメン屋の接客を超えた温かさを感じさせます。
待ち時間にトイレも使わせてもらえるなど、細やかな心配りが随所にあり、寒さの中でも心がほぐれていくようでした。

開店前には20人ほどが並び、期待感が高まる中で11時にオープン。

店内に入ると、ラーメン屋というよりも上品な食事処のような雰囲気が広がっていました。

清潔感があり、整えられた空間は居心地が良く、券売機は左手に設置されていてカードも使えるのが便利です。
カウンターは6席のみと小規模ですが、その分ひとりひとりへの対応が丁寧で、最初から最後まで「おもてなし」を感じることができました。
2杯目に注文したのは「担々麺1350円」。
醤油ラーメンを食べ終えた後、店員さんから声をかけてもらい、連食として担々麺をお願いしました。
箸も新しいものに替えてくれる心配りがあり、ここでもおもてなしの丁寧さを感じます。

担々麺は豪快なミンチ肉の塊が中央にどーんと乗っていて、見た目からして迫力満点。
スープは複雑な旨味が重なり合い、美味しい。辛さは控えめで、軽い痺れがアクセントになっています。

麺は細めで、醤油ラーメンと同じものと思われ、スープとのバランスも良好。
チンゲンサイやチャーシュー、ひき肉などの具材もそれぞれが美味しく、食べ応えがあります。
途中で酢と思われる液体を入れるよう案内され、最後には謎の液体をかけると味がさっぱりと変化し、最後まで飽きずに楽しめました。

普通の蓮華なのでひき肉を食べるのが少し大変でしたが、それも含めて豪快さを感じさせる一杯でした。
食べ終えて帰る際、女将さんが再び声をかけてくださり、あめちゃんを手渡してくれました。
最初から最後まで一貫して温かい接客が続き、ラーメンの美味しさだけでなく、体験そのものが特別なものになっていきます。
寒い中で並んだ時間も、女将さんのホスピタリティと丁寧なラーメン作りによって、特別な思い出に変わりました。
担々麺は、豪快な見た目と複雑な味わいで満足度の高い一杯。
次回訪れるときは、またこの担々麺をじっくり味わいたいと思います。
そして同時に、女将さんの笑顔に会いたいという気持ちが自然と湧いてくる、そんな心温まるラーメン体験でした。
創作麺ひとすじ
- 住所:東京都杉並区方南2-18-6
- 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」2番出口より徒歩2〜3分
- 電話番号:03-5929-9303
- 営業時間:11:00〜14:30(売切れ次第終了)
- 定休日:不定休(公式SNSや店頭で告知)
- 座席:カウンター6席のみ
- 主なメニュー:中華そば(1300円)、担々麺(1350円)、特上中華そば(1800円)、特上担々麺(1850円)、せいろセット(黒豚焼売付き)など
- オープン日:2025年2月1日


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