




平日の朝10時過ぎ、まだ開店まで1時間近くある時間にお店へ到着すると、すでに4名が並んでいました。
冬の寒さは厳しく、日が当たっていても体の芯まで冷えるような気候。
そんな中、列に声をかけて「カイロもらいました?」と優しく話しかけてくれる女将さんの存在がありました。
実際にカイロを手渡してくれるその姿は、ただのラーメン屋の接客を超えた温かさを感じさせます。
待ち時間にトイレも使わせてもらえるなど、細やかな心配りが随所にあり、寒さの中でも心がほぐれていくようでした。
開店前には20人ほどが並び、期待感が高まる中で11時にオープン。

店内に入ると、ラーメン屋というよりも上品な食事処のような雰囲気が広がっていました。

清潔感があり、整えられた空間は居心地が良く、券売機は左手に設置されていてカードも使えるのが便利です。
カウンターは6席のみと小規模ですが、その分ひとりひとりへの対応が丁寧で、最初から最後まで「おもてなし」を感じることができました。
最初に注文したのは「特上中華そば1800円」。
着丼まで約23分と少し時間はかかりましたが、待つ間も店内の雰囲気や丁寧な接客に心地よさを感じていました。

ラーメンが目の前に運ばれてきた瞬間、その美しさに思わず見惚れてしまいます。
スープをひと口飲むと、深いコクと旨味が広がり、醤油好きにはたまらない味わい。
まさに「美味すぎる」と声が漏れるほどでした。

麺は細めでパツパツとした食感があり、スープとの相性が抜群。
チャーシュー、ネギ、雲吞、たまご、メンマといった具材もすべてが丁寧に仕上げられていて、特に雲吞は具がぎっしり詰まっていて絶品でした。

食べ進めるうちに電動ミルで胡椒を少し加えると、香りが立ち、さらに奥深い味わいに変化していきます。
最後まで夢中で食べ進め、醤油ラーメンの完成度に心から満足しました。
食べ終えて帰る際、女将さんが再び声をかけてくださり、あめちゃんを手渡してくれました。
最初から最後まで一貫して温かい接客が続き、ラーメンの美味しさだけでなく、体験そのものが特別なものになっていきます。
寒い中で並んだ時間も、女将さんのホスピタリティと丁寧なラーメン作りによって、特別な思い出に変わりました。
醤油ラーメンは、深い味わいと丁寧な作りで「ここ最近で一番」と言えるほどの一杯。
次回訪れるときは、またこの醤油ラーメンをじっくり味わいたいと思います。
そして同時に、女将さんの笑顔に会いたいという気持ちが自然と湧いてくる、そんな心温まるラーメン体験でした。
創作麺ひとすじ
- 最寄駅:東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」2番出口より徒歩2〜3分
- 電話番号:03-5929-9303
- 営業時間:11:00〜14:30(売切れ次第終了)
- 定休日:不定休(公式SNSや店頭で告知)
- 座席:カウンター6席のみ
- 主なメニュー:中華そば(1300円)、担々麺(1350円)、特上中華そば(1800円)、特上担々麺(1850円)、せいろセット(黒豚焼売付き)など
- オープン日:2025年2月1日


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